また、この企画を提案したのには、他にも3つ理由があります。
①誰もが名前を知っている国民的ブランドだからこそ「改名」がニュースになる。
②パッケージの写真を撮りたくなる。つまりSNSでの拡散に向いている。
③手作りしなくてもメッセージを書かなくても、コミュニケーションできる気軽さがある。
まさに、今の世の中にジャストフィットする企画だと思いました。
現在、この改名ポッキーは、全国のスーパーやコンビニで通常の「Pocky」と並んで販売されており、ありがたいことにヒーロー商品であるスッキー(Sukky)は、バレンタイン前にもかかわらずInstagramですでに3500件ほどの写真が#sukkyで自然投稿されています。たくさんのスッキーがリアルに人と人をつなげているさまは、ちょっとグッとくるものがあります。
ギリッキー、ガンバッキー、オカエシー。
つくったのは、スッキーだけではありません。コミュニケーションの祭典にふさわしく、全部で10種類のネーミングを開発し、全てが棚に並んでいます。これらの名前、決してなんとなく付けたものではなく、800案ほどの名前を考え、どの名前が本当に人と人をつなぐのか?の観点からクライアント担当者と打ち合わせを重ね、印刷工程・商標・リスクの壁を乗り越えた、最後の10種類です。
好きな人にはスッキー、会社の上司にはギリッキー、感謝したいひとにはサンキー、友達にはトモッキー、応援の気持ちをこめてガンバッキー、パパにはパパッキー。さらには、おかえし用のオカエシーも。2月14日に、いろいろな立場の人が、いろいろな感情のアングルで楽しめるようなバリエーションになるよう工夫しました。商品以外の施策としても、動画やPR、そして、自分の好きな名前のパッケージ画像が作れるLINEジェネレータ企画なども実施しています。
ということで、今回は最近のバレンタイン事情と事例を紹介しました。さて、今年のバレンタインは日曜日の「サンデーバレンタイン」。大切な人とゆっくり過ごすもよし、金曜日のうちにチョコを渡してしまうもよし、ちょっと遅れて月曜に渡すなんてのもアリだと思います。ぜひ、チョコを通して身近なあの人とコミュニケーションを深める日、にしてみてはいかがでしょうか? それではハッピーバレンタイン♪
「ポッキー改名キャンペーン」スタッフリスト
SCD:西田新吾、CD:金秀峯、企画:見市沖、AD:松長大輔、WEB:松林哲也、宮崎慎吾、PR:林恵司