投資家目線で企業価値をどう上げる?戦略的IR支援プログラム「IR For Growth」(前編)
サステナビリティ経営や人的資本開示の潮流を背景に、IRコミュニケーションに注力する企業が増えており、今やIR活動は、企業価値向上につながる重要なファクターです。にもかかわらず、ステークホルダーの共感を得る非財務価値を十分に打ち出せていない企業も少なくありません。
こうした課題に対応すべく、国内電通グループ(dentsu Japan)では、企業のIR支援に加えて、財務・非財務の両面からコンサルティングを行い、中長期的な企業価値向上を支援するプログラム「IR For Growth」の提供を開始しました。本プロジェクトには、株式会社 電通 トランスフォーメーション・プロデュース局 部長の片山享氏、新たな事業や産業の創造・企業の成長支援を行う株式会社ドリームインキュベータ 執行役員兼 電通 トランスフォーメーション・プロデュース局の沼田和敏氏、財務と非財務の価値向上をテーマにコンサルティングメニューを開発してきた株式会社電通総研 コンサルティング本部の蟹江淳氏が参画。人的資本経営案件を数多く手がけている電通総研 コンサルティング本部の高橋舞氏を加え、投資家目線での企業価値向上の在り方について聞きました。
なぜ?今、企業の持続的な価値向上がIR視点で見直される理由
Q.なぜ今、企業の持続的な価値向上の観点からIRが再評価されているのでしょうか。

Q.現在、上場企業の約半数が、株価が1株当たりの純資産を下回る状態、いわゆる「PBR(Price Book-value Ratio/株価純資産倍率)1.0倍の壁」にぶつかっています。その理由や、日本企業が抱える課題についてお聞かせください。
Q.PBRを上げるためには、どのようなアプローチが考えられるのでしょうか。

投資家の共感を生む、財務・非財務価値を統合した成長ストーリー
Q.皆さんは、多くの企業の経営層の方々と日々向き合っています。どのような課題が上がっていますか?


dentsu Japanが提供するワンストップ支援の強み
Q.こうした中、電通グループでは戦略的IR支援プログラム「IR For Growth」を開発しました。その強みを教えてください。
TOPIX採用ルールの改定により、現在約2,100社ある採用銘柄は2028年7月までに約1,200社まで減少するとされています。企業価値の底上げが求められる中、「IR For Growth」はIR支援から、財務・日財務のコンサルティング、成長ストーリーの構築・浸透まで一気通貫で支援しています。自社の強みと課題を整理する機会にもなるため、気になる企業の方は一度相談してはいかがでしょうか。後編では、財務と非財務の価値を統合し、企業価値向上へとつなげた成功事例を紹介します。
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著者

片山 享
株式会社 電通
トランスフォーメーション・プロデュース局
部長
ビジネスプロデュース局で大手通信事業者グループを長く担当。サービスコンセプト設計からブランディング・キャンペーンの実行までを一気通貫で数多くプロデュース。近年は顧客の企業変革・事業変革などをサポートするBX領域でプロデュース業務に従事。また電通グループ横断の戦略的IR支援プログラム「IR For Growth」をリード推進。

沼田 和敏
株式会社ドリームインキュベータ
執行役員、株式会社 電通 / トランスフォーメーション・プロデュース局 統合変革プロデュース1部
ストラテジー アンド インストレーションプラクティスリーダー、大学院大学至善館 / 特任准教授
2025年1月より、株式会社 電通 トランスフォーメンション・プロデュース局 ビジネス・ディベロプメント・ディレクター兼務。株式会社ドリームインキュベータではさまざまな大企業・ベンチャー企業に対して、成長戦略・新規事業戦略の策定や、複数の大企業やベンチャー企業を巻込み/連携させ、新規ビジネスを立ち上げ・伴走するビジネスプロデュースに取り組む。

蟹江 淳
株式会社 電通総研
コンサルティング本部 未来事業開発ユニット
ユニット長
製造業/出版業/飲食チェーンなどのさまざまな業界における戦略立案/業務変革・BPR (ビジネスプロセス・リエンジニアリング)の経験が豊富である一方で、タレントマネジメント、組織活性化など、人・組織に関わる問題の解決にも幅広く携わる。事業を価値創出プロセスと人・組織の両面から変革し、顧客の価値提供力向上を支援。近年はサステナビリティ経営の高度化や経済安全保障、サイバーセキュリティ といったテーマへの取り組みを強化している。

高橋 舞
株式会社 電通
電通ビジネスデザインスクエア
ビジネスデザイナー
2010年に電通を退職し渡米。MBA取得や出産子育てを経て、2018年電通復帰。銀行勤務時代のシステムアナリスト経験、自動車会社勤務時代のコーポレート戦略立案経験など、豊富なビジネス現場体験を基に企業の変革をサポートしている。


