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みなさま、こんにちは。いつもこのコラムを読んでいただいて、ありがとうございます。さてさて、突然なのですが…、佐々木はこの4月25日をもって、ニューヨークでの仕事をいったん終えて、日本に帰任することになりました!

まだまだ、やり残したことはたくさんあるけれど、日本でのミッションをそろそろやらなきゃ、と考え、いろいろ悩みましたが、帰ることに決めました。

って、佐々木からニューヨークを剥がしたら何が残るんだ…。日本のふつうのサラリーマンの、ダメなコラムになっちゃうじゃないですか…。「今日はニューヨークの地下鉄で、いかした楽器対決パフォーマンスがありました」とかなら、なんだかすてきなニュースに聞こえますが、「今日は新橋駅前の広場で、いかした酔っぱらいの裸踊り対決がありました」だと…、やばい、ぜんぜん価値が無さそうな記事に見える。場所がちょっと違うだけなのに!同じ地球上の人間の営みなのに!

いや、でも、続けてみます。続けてみますとも。日本に戻っても、Dentsu Networkのメンバーとして活動は続けていくので、デジタルときどきグローバルな話題を、みなさまにご提供し続けていきたいと、思っています。これからも、生暖かい目で見守ってやってください。

ニューヨーク生活最後の写真は、セントラルパークから2枚。 ストロベリーフィールズでは、毎日みんながイマジン中。
ニューヨーク生活最後の写真は、セントラルパークから2枚。 ストロベリーフィールズでは、毎日みんながイマジン中。
 

思い返せば、僕が駐在員としてニューヨークに降り立ったのが、2011年9月12日。それから1年8ヶ月。とても短い期間でしたが、それでも多くの刺激と、気づきがありました。仕事の進め方、クライアントとの関係、時間とコストの管理方法、多文化でもみんなが面白がるアイデアの方向性、そしてデジタルメディアの使われ方。お金持ちも、ふつうの人たちも、スマートフォンを使いこなし、ソーシャルメディアは空気のような存在になって、新たなデジタルサービスがポンポンと生まれては消えていく。実際に自分の目で確かめないと分からないことが、たくさんありました。

そのへんのお話を、これからもご紹介していきたいのですが、本当は、僕がお話しするよりも、みなさま自身に、一度は海外に出てもらいたいと思っています。英語はなんとかなります。日本でちょっとした武器と自信を作ったら、小さなチャンスを無理やりこじ開けて、グローバルにチャレンジしてほしいのです。弊社もこれから、Dentsu Aegis Networkとして、どんどん世界に踏み込んで行かなければなりません。これから、若い人たちが世界に出るチャンス作りをすることも、僕の仕事。ぜひぜひ、一緒にがんばりましょう。僕もまたチャンスを見つけて、もう一度どっかに行きますよ。今度はどこに行こうかな…(誰か呼んでください!)。

追伸。いざ住んでみたら、実際のところ、タイムズスクエアと新橋駅前は、大して変わらなかったです。

そろそろ、シープメドウでゴロゴロするのに最高のシーズンがやってきます。 またゴロゴロしに来るよ。さようなら、ニューヨーク。
そろそろ、シープメドウでゴロゴロするのに最高のシーズンがやってきます。 またゴロゴロしに来るよ。さようなら、ニューヨーク。

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著者

佐々木 康晴

佐々木 康晴

株式会社 電通グループ 

電通入社後、コピーライターとして数々の広告企画制作を担当し、世界中の野山や海で野生動物の姿を撮影する日々を過ごす。その後コンピュータサイエンスのバックグラウンドを生かし、電通のインタラクティブ・クリエーティブチームの創生メンバーとなる。電通アメリカ(現dentsu Americas)ECD、電通第4CRプランニング局長などを経て現職。クリエイティビティとテクノロジーをかけ合わせた新価値創造を追求する。カンヌライオンズ金賞、D&ADイエローペンシル、CLIOグランプリ等のアワードを多数受賞。2019年カンヌCreative Data 部門審査委員長、2020年D&AD Digital部門審査委員長、2022年カンヌBrand Experience & Activation部門審査委員長、2023年Effie APAC Head of Juryなどを務める。

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